ヴィジュアル系バンドマンの大変そうなところ

こんにちは。yukie,です。

「ブログでV系のことを書いてて意味あるのかな?」と自問することがあるのですが、yukie,自身はまだ、明確な意味を見出せていないと思います。でも、やり続けていく過程やその後に、ほんの少しでも “ どなたかの何か ” に参考になる部分があれば幸せかなと思っています。(^^)

 

さて今回の本題についてですが、「yukie,の視点でV系バンドマンの大変そうなところ」についていくつか挙げてみることにしました。V系に限った大変さではないかもしれないですが、yukie,が今まで感じてきたことや考えてきたことを、書ける範囲でまとめました。

 

V系バンドマンの大変そうなところ

大変そうなところ①:人気商売

まず一つ目に浮かんだのは、V系バンドマンという職業が人気商売だということです。「人気」の定義付けについては難しい部分がありますが、そのバンド全体や個々のバンドマンの “ 人間的な何か ” がファンの心を掴み続けなければいけません。

 

単純に音楽的なスキルの高さを披露しているだけではダメですし、逆に音楽的なスキルがやや足りないように思われても人気の出ることはあります。元々のキャラクターによって人気の得やすい人もいますし、何かを努力すれば、人気という形で報われる保証があるわけでもありません。

また名前の通り “ ヴィジュアル系 ” なので、見た目へのこだわりはもちろん大切です。特にバンギャやギャ男であれば、メイクや衣装へのこだわりについて評価する人が多いですね。

 

大変そうなところ②:「元取れてるの?」

V系の場合、何かCDをリリースする毎に衣装を変えたり、ライブ毎に事前に凝ったメイクをすることが大半で、そういう経費も含めると「果たして元を取れているのかな?黒字になり得るのかな?」と心配になることがあります。

 

一般的なロックバンド?と比べると、経費が掛かりやすいのかなという視点で見ると、V系バンドを1から始めるような方にとっては、参入障壁がとても高いように思えます。

 

「V系の界隈では知名度が高くて、V系の大型フェスでも常連」なんていうバンドの中にも、実はずっとギリギリの収支で活動しているところは多いのかなと思いますね。

 

大変そうなところ③:V系というジャンルに自縄自縛

「V系というジャンルや文化が好きで、V系をやりたいからV系バンドマンになった」という動機の方は多いと思いますが、ずっと衣装やメイクに凝り続けたり、V系らしい音楽を作り続けることに疲れるバンドは少なくないのかなと思っています。

実際、V系というジャンルでバンドを始めたものの、いつの間にか邦楽ロックの舞台に身を置くようになったり、年々メイクが手軽になっていくバンドがいくつかあります。(汗)

 

好きで始めたV系ジャンルでも、その狭いジャンルに長居し続けると息苦しく感じてしまうものなのかもしれないですね。

 

大変そうなところ④:他バンド/他バンドマンとの類似

昔からではありますが、メイクが他のV系バンドマンと似ているバンドマンが多くて、そのことに悩んでいるバンドマンは多いのではないかな(笑) と勝手に思っています。差別化を図りたいけど、実際それが難しいとか...。

 

見た目を奇抜にしようと思えば出来るけど、ではそれをこの先もずっと繰り返してファンの方を楽しませるのか...ということまで考えて、結局衣装は変えてもメイクはほぼ弄らないバンドマンは多いのかなと。

そしてバンド全体としての表現方法や世界観も、V系という狭いジャンル(本当は狭くないんですけどね)ではどうしても類似してしまうことが多くて、「あのバンドは○○の真似をしている!」等と、本当かどうかはさておき批判されてしまうケースもあります。

 

大変そうなところ⑤:こちらからは見えにくい「圧力」

V系の解散するバンドや、脱退するメンバーのコメントを読んでいて思うのですが、抗えない大人の事情業界全体の闇に潰されているように思えることが多々あります。

 

ただ辞めていく当の本人たちは、オブラートに包んでいることが多いので真相は分からないのですが、昨今のテレビ業界や芸能事務所の問題に通ずるような古い体質が、一部のV系バンドマンを苦しめていることがあるのかもしれませんね。

 

最後に

yukie,自身はV系バンドマンをやったことや目指したこと、業界内で働いたことはありません。上述したことは、あくまでも客である “ 一人のギャ男 ” としての考えになります。

 

綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、大変そうな世界だと伝わってくるからこそ、自分の好きなV系というジャンルは今後も大切にしていきたいですし、そのV系ジャンルを守るバンドマン/アーティスト、その関係者については個人的にとても尊敬しています。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました!