2022年春の某日、多数バンド出演の「イベントライブ」鑑賞の記録

こんにちは。 yukie, です。こちらは4か月前に認めていた記事なのですが、投稿し忘れていたことに今気付きました。投稿日は2022年8月8日で、巷では政治とカルト団体との関係が問題視されている時期です。

 

久しぶりにイベントライブへ行きました!

それでは、本題に入ります。先日、コロナ禍になってから初めてイベントライブに足を運んだので、その感想を記録として残してみることにしました。諸事情により、今回も何のライブだったのかまではお話出来ません。m(_ _)m

 

V系ライブについて、出演者数の違いよる呼称を整理すると、

・1バンドのみの出演 ⇒ ワンマンライブ(ワンマン)
・2バンドの出演 ⇒ ツーマンライブ(ツーマン)
・3バンドの出演 ⇒ スリーマンライブ(スリーマン)
・4バンド以上の出演 ⇒ ???

上記のようになります。3つ目まではよく聞くワードだと思いますが、4つ目の4バンド以上の出演するライブの場合、私には何と呼ぶのが正しいのか分かりません。V系関係の方々が4バンド出演のことを「フォーマンライブ or フォーマン」と呼ぶのを見聞きした記憶がないからです。その代わり、ざっくりと “ イベントライブ ” と表現されることはしばしば見聞きするので、私の中では「4バンド以上出演のV系ライブ=イベントライブ」ということになっています。

 

チケットは Twitter 経由で入手しました

ライブの感想等を述べる前に、今回のチケットの入手方法について。足を運ぶことに決めた都内開催の某イベントライブについて、チケットを入手したのは公式販売サイト(ローチケ、イープラス等)からではなく、既にチケットを買っていた個人からでした。何で個人から購入したのかというと、一番の理由は安いから。

チケット購入者の中には、最前列出来るだけ前の列で鑑賞すること(=早い数字の整理番号を入手すること)にプライオリティを置いているバンギャがいて、そうしたい場合は抽選形式となる先行販売時に複数件の注文を行っています。結果的に余剰購入分となったチケットを主にツイッターで捌いているので、私はそれを恵んでもらったのです。ツイッター上で

『(ライブのタイトル) お譲り』
『(バンド名) お譲り』

といったワードで検索をかければ、探しているチケットを売りに出している人を見つけられます。今回のようなイベントライブの場合は、特に(もちろん合法的に)転売される枚数が多くなる傾向があるように感じますね。それはおそらくイベントライブに足を運ぶようなファンはとりわけ熱心なファンで競争が激しいので、最前列や前列への拘りが強いからだと思います。

( 急に入った仕事等により、スケジュールが合わなくなって売りに出しているというケースも当然あります。 )

私がチケット販売者にコンタクトを取ったのは、ライブ開催日の5日前。アカウント歴から過去のツイートやいいね欄を覗いたりして ※1 詐欺ではく誠実に対応してくれそうだなと思った人にDMを送り、相手の銀行口座へチケット代金と送料分を振り込んだら翌日にレターパックライトで発送してもらいました。チケットを受け取ったのは、ライブ開催日の3日前。ツイッター上でのチケット売買を考えている方には、取引専用のアカウントを持つことをオススメします。チケットの売り方については、他の人の譲渡目的の宣伝ツイートを参考にすれば出来るはずです。

※1 詐欺目的の人のいる可能性は排除出来ないですし、発送中のトラブルによりチケットが手元に届かないこともあり得ます。個人間取引にはリスクがあることをご理解ください。

「チケットを公式販売サイトで買わず、個人から安い値段で入手すること」について、立場によって様々な捉え方があるのは承知しています。私の中の基準としては、応援しているバンドの出演するワンマンやツーマン、スリーマンであれば、基本的に公式販売サイトで購入してきました。ただ、イベントライブやフェスといった多数バンドが出演するようなライブだと、「目当てのバンドの演奏時間が少ない割にチケット代が高い」とどうしても感じてしまうので、半分くらいの割合で個人間取引によるチケット入手をしてきました。またイベントライブやフェスだとそもそも売り切れてしまうケースが多いので、お譲りしてもらわないと行くのが難しいという事情もあったりしますね。

 

イベントライブ当日の感想

本題の、先日行ったイベントライブの感想についてお話します。目当てのバンド以外のバンドについて、名前だけは知っていてもメンバーの顔や個人名、世界観について全く知らないという組み合わせでした。何回か観たことがあってフリも少し憶えているようなバンドを観るよりは、ほとんど情報を持っていない中で新鮮な感覚を味わわせてくれる初見バンドの方が楽しいなと思います(^^)

 

箱のキャパを考えると、整理番号は後半の真ん中くらいだったかな?自分の番号が呼ばれたらチケットを見せて入口へ進み、検温とドリンク代の支払いを経て入場。前回記事でお話したライブとは異なり、受付で個人情報の提供を求められることはなかったです。

 

以前の記事でもお話しましたが、私にはもう十分にV系ライブを楽しんできたという “ やり切った感 ” がありますし、 ※2 敢えて前列の方へ行って他のバンギャの視界を遮ったりしたくないという思いの方が強いので、最近は好んで後列にポジションをとることが多いです。ただ、今回私が入場した際には既に後列も端の方も埋まっていたので、仕方なく中盤の空いているところへ。たまたま空いている場所なのか既に場所取りをされている場所なのか、分からない時って不安になりますよね。

※2 男性や身長の高い人が、前列の方へ行ってはいけないということでは全くありません。それぞれに楽しみ方があり、私は私自身がリラックスをしてライブを楽しみたいだけなのです。

開演後について。イベントライブに来ると、バンドごとの違った文化を見たり体験出来るのが良いなと思います。MC時間を長めにして伝えたいことを言葉でしっかり伝えるバンドもあれば、ボーカル含めほとんど喋らないバンドもありました。フリのレクチャーをして、初見の人も置いてけぼりにしないよう配慮してくれるバンドもありましたね。あと盛り上げ上手と言いますか芸人さんみたいと言いますか、思わずクスっと笑わせてくれるギャグをやってくれる楽器隊の人もいました。

今回のイベントライブ全体を通して特に印象的だったのが、ヘドバンに関して。観客にヘドバンをやって欲しい時のボーカルって、今まで観てきた中だと

【 “ ヘドバンしてほしいパート ” でのボーカルの行動】
① 観客と一緒に全力ヘドバンをやり続ける
② 冒頭や途中に少しだけやる
③ ヘドバンをやるよう観客を煽る
④ 何もしない or 歌に集中し続ける

というパターンがあったのですが、今回初めて見たあるバンドのボーカルは折り畳みヘドバンの際に

⑤ 観客の折り畳みヘドバンに合わせて “ うなずく ” 

という未知なるパターンを披露してくれました。きっとそのボーカルの方も本心としてはヘドバンをやりたいけど、おそらく首への負担を考えてやらないのだと思います。頸椎を守る為に本気ヘドバンを卒業した私としては勝手にシンパシーを感じ、また勝手にツボに入って笑いそうになってしまいました。読者の方にこの感覚が伝わるか分からないけど、印象的だったので書きました。m(_ _)m

 

また、観客側のヘドバンについても気になったことがあって、今まで見てきた中だと

【ヘドバンパートでの観客の行動】
(1) 全力でヘドバンをする
(2) 軽めのヘドバンをする
(3)「手の平を首付近の高さで前後小刻みに動かすフリ」をする
(4)何もしないで棒立ち

というパターンがほとんどだったのが、今回は初めて

(5)ただうつむいたまま過ごす

という人を見ました。「別にヘドバンをやらないことが恥ずかしいことではないんだし、せっかくなら演者を観ていればいいのに」と思いましたが、後で改めて考えると「本命バンドの演奏中でないなら、うつむいたままもアリかな?」と思いました。バンドにも演奏スタイルにも観客にも “ いろんな文化 ” がありますね。

 

「本命バンドではないバンドの演奏中」について話を繋げると、目が合ったり演者からの視線を感じる時がちょっと困るなと思いました。これは視線恐怖症の類ですかね? 比較的にボーカルの方の場合は目が合ってもあまり気まずく感じないのでちゃんとお顔を見れるのですが、楽器隊の方々だと何故か気まずくなりがちなので手元の演奏スキルを凝視することが多いです。

 

この日のイベントライブにおいて、私の目当てバンドは出演順が早かったです。目当てのバンドの演奏が終わったらチェキを買って帰るという選択肢も考えたけど、せっかくの機会なので残ることに。ただ、その日はどうしてもライブを最後まで観れない事情があったので、 ※3 トリのバンドの演奏を残して会場を後にしました。イベントライブでは私のように途中で帰る人は珍しくないものの、今回は最後まで残ろうとするお客さんの割合が高かったように感じました。

※3 後日、どんなバンドだったのか気になって Youtube で曲やMVを調べてみたら、すっかりハマってしまったので現在は音源を集めているところです。(^^*)

最後にライブの感想を整理すると、全体的にとても楽しかったです。「ヴィジュアル系のフリってやるのも見るのも楽しいんだな」ということを改めて感じることが出来ました。最近私の中でヴィジュアル系の定義について考える機会が多くて、外見云々は実は大事じゃなく “ メンタリティー ” に依拠するものなのではないかと考えていました。それに加え、この独特で多様だけど、バンギャ/ギャ男にとって共通言語的な汎用性の高いフリの存在も定義の重要な一部だよなと感じました。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!